今日公開だった「宇宙戦艦ヤマト復活編」を見てきました♪
沖田艦長と回遊惑星アクエリアスの氷塊で眠っていた宇宙戦艦ヤマトが17年ぶりに復活!と言うのが作中での設定です。
現実世界では74年のテレビ放映で始まった宇宙戦艦ヤマトのお話は、77年に映画「宇宙戦艦ヤマト」、78年「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士達」、80年「ヤマトよ永遠に」、そして83年「宇宙戦艦ヤマト完結編」で回遊惑星アクエリアスの水の中に沈む…。そして、2009年。27年ぶりにアクエリアスの氷塊から浮上する!
ヤマトの中の時間で2220年、移動するブラックホールから逃れ、地球から2万7000光年離れた惑星アマールへの地球人移送計画が実行される。それをはばむ異星人連合艦隊との死闘、さらにブラックホールの脅威が、迫力の映像とともに展開する。キャッチコピーは「戦士たちよ、ヤマトに乗れ。人類を救え!」
ネタバレや感想などは続きの中で…
<意見には個人差があります!>
かなりガッカリなできでした。こんな映画ならヤマトにはアクエリアスの氷塊の中で眠っていて欲しかった!
ヤマトの中も17年間でかなりハイテクになり、アナログ計器がばかりだったのがデジタル計器に変更になっていました。それでも艦橋は以前のようにメインパネルが上についていたり、クルーの配置が同じだったり、相変わらず沖田艦長のレリーフが飾ってあったり(笑) ヤマト艦橋がCICのようになってたら嫌だなーと思ってたのでよかったですが。
映画開始からあの主題歌でヤマトが飛び立つまでに、完結編で古代と雪に「元気な子を産むんだよ」と沖田艦長が言い残してヤマト自沈までの回想が入ります:w:
が、思い出している古代は雪と子供の美雪を置いて輸送船の艦長として地球に帰らず、3年ほど宇宙をうろうろ![なにしとるねん!沖田艦長に謝れ!]そこへ大破した第一次移民船団の護衛艦(ブルーノア)を見つけ、地球に戻ってくる。そこで、雪が行方不明になっていることを知る。[おい!]新加入の乗組員が大量に登場し、名前もそこそこに出発してあアマールへ。第一次、第二次移民船団と同じ地点で待ち伏せ攻撃を受けるも、なかなか沈まないヤマトは身を挺して船団を守り抜く。
アマールで真実を知り、なぜか待ち伏せ攻撃してくる敵を打ち破るために敵陣へつっこむことに。
つっこみどころがいっぱいあるのですが、医務の先生がコスモパルサー(コスモタイガーⅡの後継機)で出撃したり、操艦する航海班長が艦載機で出撃するからーとか。[なぜにそんなに艦載機に乗りたがるの?]かわりに操艦するのが古代艦長でw 今回から6発撃てるようになった波動砲を先頭班長の上条(ブルーノアから回収)が撃ってみたりと。
地球に戻ってきても、実はブラックホールが人工物で開口部から300kmの地点をトランジッション波動砲で打ち抜くのに3分以上もブラックホールの中に突っ込んで、無意味に船体を壊す…[300kmなら波動砲は中に入らなくても届くでしょー。]うえに、緊張する上条に「どけ!俺が撃つ!」と古代艦長。…なんで??普通なら任せるのではないのか?(笑)
他にも、感情移入するより前に名前のある人が突撃していったり、ほとんど劇中で使わない男女間フラグを立ててみてたり、船体への被害が少ないにもかかわらず第三艦橋をブラックホールで壊してみたり、敵の切り札砲撃にヤマトからの回避命令を聞かずに全滅する地球艦隊[艦隊行動ではないのか!ヤマトしか残らない設定なんだろうけど]などなど。
なにより、雪がどこに行ったかわからずにエンドロールが始まって。第一部完。。
おい!聞いてないぞ!「新宇宙戦艦ヤマト」ならまだしも、「宇宙戦艦ヤマト復活篇」だろ?ちゃんとまとめて終わってよ!なんだか、ハリウッド系のイラ☆とする第二作目の映画を見た気分でした。
期待してたし、好きなヤマトがこんなできだとは思わなかった。こんな映画なら劇場ではなく、DVDや地上波放送を待ってみるのがいいと思います。