ようの日記

31才、社会人7年目 鈴鹿在住の電機メーカーのエンジニアです。 『Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.』bySteveJobs

WWDC2013に行ってきました。

2013年6月10日から15日まで行われたAppleのWorld Wide Developers Conference (世界開発者会議)に行ってきました。来年もぜひ行きたいので、今年あったことを忘れないように書いておきます(だいぶ遅くなりましたがw)。あと、来年の参加する人の参考になるかもしれないので。

私は関西空港からだったのですが、同じグループとして札幌にいる友人と一緒にいました。サンフランシスコ集合だったので、心細かったのですが、飛行機の到着時間がうまくずれて入国審査の行列で合流することが出来ました。

秘密保持契約(NDA:Non-Disclosure Agreement)で基調講演以外の会議内容は書けないので、それ以外の旅行の話を書いていておきます。

◆準備
社会人として初めて海外に行くので、スーツケースなどを準備しました。
スーツケースを選んだ基準は、①容量65Lくらい ②フレームタイプ ③TSAロック付きの ④今回壊れてもがっかりしないような価格 の④点を基準に選びました。
http://item.rakuten.co.jp/fkikaku/1403155/
容量は人によりけりだと思いますが、今回は半分開けていって、帰りはいい感じにいっぱいになりました。フレームタイプを選んだ理由は、ジッパータイプだと飛行機での荷物の扱われ方によっては壊れて閉まらなくなると聞いたことがあるからです。初めての海外旅行でおっかなびっくりだったのですが、サンフランシスコ空港でスーツケースにほとんど傷らしいものがなかったので、言われているほど乱暴に扱われていないのかもしれません。

海外旅行なので、パスポートは当然準備していますが、旅行の1ヶ月前にESTA(電子渡航認証)の申請をしました。アメリカの観光ビザみたいなもんで90日以内滞在のビザが不要になるシステムで、必須です。航空券を買うときにもESTA申請してね!とメールも来てました。手続自体はオンラインで即日完了します。有効期限が2年なのでちょっとギリギリにしてみたけど、WWDCしか渡航しないと来年で使えなくなりますね。費用は14ドルでクレジット決済でした。

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持っていく家電製品のチェックをしました。MacなどのACアダプターやiPhoneの充電器などはそのまま使えました。コンセントが同じ形で電圧は120Vなのでちょっと表示を確認すればOKです。ホテルでは、みんなのMacを電源タップにタコ足配線していましたが問題なしでした。

 

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最後に、大事なネット環境について。アメリカでプリペイド契約で通信環境を確保してもいいのですが、日本でモバイルWi-Fiをレンタルしていきました。キャンペーン中に申し込みをしていて8日借りて8000円でした。空港で借りて、空港で返せるので、英語に自信がなければレンタルが便利ですね。Verizonの4G通信ができるもので、日本と同じような通信環境でした。アメリカについて電源を入れれば、すぐに使えるので便利ですが、バッテリーが一日は持たないのでモバイルバッテリーを突き刺したままカバンに入れて使っていました。サンフランシスコ空港から市街地に出るまで何かあったときにインターネットが使えないと何かと不便だし、別の飛行機の人と合流するときも連絡手段がないと面倒なので借りていくのがいいなと思いました(少なくともグループに一人は持っているといいと思います)。

 

◆費用
どれくらい費用がかかったかというと、ざっくり50万円くらいでした。
・航空券:18万円
WWDCチケット:16万円(チケット自体は1599ドルで、レートによります)
・ホテル代:8万円(6泊分、昨年参加の友人がいいホテルを手配してくれました。)
・現金:2万円(200ドル分両替して、誰かがまとめてカード払いして現金で精算する感じで使いました。)
・通信費:0.8万円(モバイルWi-Fiの費用です。)
iPod touch:3万円(サンフランシスコのアップルストアでテスト機として購入$299+$26.16(Tax8.75%)。税金が高いので日本で買ったほうが安かったですね。でも、テスト機として持っていたiPhone4Sがうまく使えなかったので…)
・そのたおみやげなど:2万円(アップルカンパニーストアでグッツ買ったり、空港でばらまき用おみやげのチョコ買ったり…)

◆サンフランシスコまで
関西国際空港からはサンフランシスコまでの直行便に乗りました。
関西国際空港(KIX)6月9日16時35分→サンフランシスコ国際空港(SFO)6月9日10時30分 (飛行時間9時間55分、日付変更線を超えるので戻ります)
国際線は初めてだったのでよくわからなかったので、2時間前に空港に着くように行きました。手続きとしては、国内線と同じ感じだったのですが、スーツケースを預けて、保安検査場、出国検査場を抜けて、待合所へ入ります。待合所では、Starbucksなどがあってちょっとゆっくりできます。ゆっくりし過ぎて乗り遅れないように注意です…。というのも、関空の待合所からボーディングブリッジまでは連絡電車で移動するのですが、結構な距離があるのでゆっくりしてるとギリギリになってしまいます。
飛行機に乗ってしまえば、基本的には食っちゃ寝、食っちゃ寝です。16時発の飛行機だったので、乗ってすぐに夕食、降りる1時間前に朝食が出てきました。眠るだけなのですが、ラッキーな事に窓側の3列席を一人で使うことができたので、横になって寝ることが出来ました。札幌組は、デモ用の動画をせっせと作ったり、Wi-Fiでネットワークに接続して遊んだりしていたようですが寝るのが正解ですよねw
ぐっすり寝て、サンフランシスコへ。サンフランシスコ空港について、まず入国審査です。「なにしきにきたの?」「Site viewing?」「??」となりました。通じない!?なぜ!!だったのですが、正しくはsiteseeingです…。まちがったw あとは、「何日いるのー?」「5日!」でした。いやーあせったw
そんな焦った入国審査を超えれば、預けた荷物を受け取ってるだけです。

◆空港からホテルまで

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BARTという地下鉄でサンフランシスコ空港からホテル近くのPowell駅まで移動します。切符の買い方が日本の自動発券機に慣れていると?もはやゲームとしか思えないくらい謎です。
去年は謎カードに苦しんだらしいのですが、友人の下調べのお陰でCLIPPERカードというSuicaみたいなカードを書いました。カルトレインやバス、ケーブルカーなんかでも使えるタッチ式のカードでBARTのインフォメーションで購入しました。

 

WWDCのレジスト

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ホテルについてしばらく休んでから、渡米目的のWWDCの参加者登録に行きました。
外を歩けば外人ばかりだし、外人が何話してるかわからないし、また絡まれそうだしと友人の影に隠れてこそこそを会場に。会場では受付の人にはろーと言って、参加証とID(パスポート)を見せればだいたいやってくれます。会場に入るためのパスと参加記念のウインドブレーカーが貰えました。パスは命の次(パスポート)の次(WWDCのパス)くらいに大事だよ!と言っていたような気がします。会議の当日でもレジストはしているのですが、基調講演の列が夜中から並んでいるのでこの時点でもらわないと基調講演は後ろのほうで見ることになるので注意です。

 

WWDC基調講演行列

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みんな早朝から並んで前で観たい基調講演です。去年行った友人達は5時過ぎに並んだけど遅すぎた都のことで、今年は3時頃から並ぶことに。5人組なので2班に分けて並ぶことに。一度3時に起きることになっていたのですが…、5時頃に2班として行列に到着!1班の優秀な面々のお陰で回りは日本語の通じる人たちが集まっていました。レジストの時に貰った13のジャージが大活躍。結構寒かったので防寒着として、あと良くわからない一体感を生み出していました。たまに行列がずずずーっと進むので、椅子やら貰ったコーヒー、グッツなどを抱えてどんどん前の方へ進んでいきます。一緒にいたブロガーの人がMacBook Airを落下させて角がぐしゃっとなったり、いろんなことがありながら時間とともに前に進んでいきます。(会場に入っていってるわけではないのですが…)

 

Img_03387時頃、行列が一気に進み始め会場に入っていってる事に気が付きました!プロモーションでティッシュを配りに行ってた会場に入れないメンバーと会場に入れるけどプロモーションで動画を見せていたメンバーが戻ってこない…。入場始まってるよ!!とLINEで連絡をして、とりあえず、会場に入れるメンバーの荷物を持って会場に入ることに。「後から入ってくればどこかで合流できるよね。」と思っていました。

 

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会場内でも行列でとりあえず落ち着いてからカバンをあさってみるとWi-FiルーターもWWDCバッチもカバンの中に…。これじゃ入ってこれないし連絡つかないよ、ということでカバンと届けに外に。無事に会場には入れたけど、会場内行列に関所があって、合流できない…。オペレーショントイレ、オペレーションフレンド、オペレーションお迎えなどと繰り出すが関所を突破できず。。結局基調講演会場で合流出来ました。Wi-FiWWDCバッチは身につけておかないとダメですね、大事!
オペレーション○○を実施しながら会場内では、朝ごはんタイムです。甘いパンとかオレンジジュースなどが一応食べ放題(取りに行くのが面倒なくらいの密度で人がいるので)。毎朝同じようなものが何種類か食べれるのですが、外人が取ってるものを取ればだいたい美味しいです。同じ人間なので美味しいと思うものが似てるんですね、きっと。

◆基調講演

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結構前の方に席を取れたのですが、天井からかかっているスクリーンを見れる位置まで後退して、はぐれた仲間と合流できるよう目印を掲げて無事に合流しました。
基調講演はストリーミングで見れるので気になる人は是非見てみてください。
色々発表があったのですが、事前に発表するよと言っていたOSX MAVERICKS、iOS7当たりが気になるところでした。
2時間の基調講演は盛り上がってあっという間でした。途中で興味のない話の時は寝てたりしましたがw

 

シリコンバレー・サンフランシスコ観光

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基調講演が終わってからレンタカーでシリコンバレー観光に行く予定だったのですが、時差ボケやら行列疲れでみんな死んだように眠っていました。
会場に入れないメンバーが車を運転してくれて、Apple本社、Google本社、Facebook本社といったザ・シリコンバレーの会社を見に行ってきました。Appleはカンパニーストアでお土産を買ったりしましたが、会社の中は見学はできずに周りをうろうろしてきました。それでも、いつも使ってるけどここアメリカで作られてるサービスなんだなーと感じることができました。

 

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WWDC最終日は午前中でセッションはおしまいで、お昼からメンバーのつてでEvernoteの会社見学をさせてもらいました。おしゃれでステキなオフィスでした

 

◆夜のPartyのお話
ただ飯ただ酒目当てで、WWDC関係のパーティーに行ってきました。映画で見るような、アメリカのパーティーで、ただただ唖然としてました。英語が通じないのもあるし、音楽ががんがん鳴っててよく聞こえないのもありましたが。
アメリカっぽいといえば、ビールですね。日本だとお店で買うのは缶ビールですが、アメリカでは瓶ビールです。瓶と言っても、500mlのペットボトルくらいのものですが。パーティーでも結構瓶ビールで売ってたり配っていたり。銘柄を聞かれるのですが、読めないし、そもそもよくわからないのでいつも適当に選んでました。日本では見ることのないビールばかりでしたが結構美味しかったです。

◆食べ物のお話

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アメリカでも食べ物は美味しいのですが、ファーストフードっぽいものが多かったです。というか、そういうものを狙って食べに行っていたのですが。スーパーデューパーというサンフランシスコ周辺だけにあるハンバーガーチェーン店がおいしかったです。あとは、セブン-イレブンのトッピング自由なホットドッグが美味しかったです。チーズがはいっているものはたいがい美味しいかったですね。

 

◆日本に戻ってくるまで
帰りもサンフランシスコから関西国際空港への直行便に乗りました。
関西国際空港(KIX)6月15日11時15分→サンフランシスコ国際空港(SFO)6月16日14時35分 (飛行時間11時間20分、日付変更線を超えるので進みます)
行きよりも帰りのほうが長くて、機内食も4回も出てきて食っちゃ寝食っちゃ寝食っちゃ寝食っちゃ寝としている間に日本に戻ってきました。とても長い機内生活だったのでアメリカで勉強してきたことを実践しようとMacを開いてコードいじったり、映画も流れているので英語で聞いたりしてちょっと英語聞けるようになってるなと実感したり、していましたが。とても長かったです。多分行きと同じく寝ているのが一番いいんでしょうねw

◆日本に帰ってきて
蒸し暑いなと思いましたが、日本語見ると嬉しくなってくる程度にアメリカに疲れていました。仲間内では日本語ばかり話していたのですが、外に出ていろいろ日本の良さもわかった気がします。アメリカでの食べ物も美味しかったのですが、やっぱりお寿司がいいな、ビールおいしいなと思いました。
会社でやる仕事もあるけど、個人として「iOSアプリ開発者」ですと自信を持てるよう頑張っていこうと思います。iOS7でDesignを含めて大きく変わるので、アメリカで学んできたことを使ってチャレンジしていこうと思います。